メーカー発表から少し時間が経ってしまったが、来年発売を目標に、RICOH GR IV Monochrome が開発中とのニュースを聞いた。
GR IV は残念ながら実売価格が20万円近くとなり、GR III で感じたコスパの良さが半減して、いまいち興味が湧かなくなった。
ただ、GRのモノクローム専用モデルとなれば、若干気になる。まあ仮に発売されたとして、私には到底買えない価格設定になるのであろうが。
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ところでモノクローム専用モデルと言えば、PENTAX K-3 Mark III Monochrome が有名である。
一般的なデジカメのモノクロ撮影は、カラー画像をモノクロ画像に変換しており、疑似的なモノクロ撮影である。本物のモノクロ撮影ではない。
これに対しモノクローム専用モデルは、イメージセンサーで単純な光の明暗、輝度情報だけを取得する特別仕様で、真のモノクロ撮影が出来る。
そして何より、色情報を必要としない分、RGBの三原色に分ける必要がなく、画素1つ当たりで光を受ける面積が(単純に言えば)3倍となるため、カラーよりも解像度や階調の再現性が高くなる。
欠点としては、イメージセンサーが特別仕様ゆえに高価になり、そのまま本体価格にも反映されてしまうこと。
ちなみにその高価な価格だが、リコーイメージングストアでの直販価格で、本体のみで税込33万3千円!である。(2025年10月29日時点)
モノクローム専用機とは言え、APS-Cサイズのイメージセンサーで30万円越えは、なかなかに高価だと思う。
なお、YahooショッピングのPENTAX公式ストアでは、27万9千800円だった。(税表記なし、2025年10月29日時点)
まあどっちにしても、私には高価すぎて買えない。故に私はモノクロフィルムで撮影に勤しんでいるのだが。
最後に、RICOH GR IV Monochrome の発売予定は2026年春頃で、現時点で価格未定とのこと。
私自身は買わない・買えないが、GR IVで撮ったモノクロ写真は、ぜひとも拝みたいところである。来年春が楽しみ。