1.概要
先日、Google AdSenseの承認が下りて、Google広告を表示出来るようになったが、ブログ内部の広告枠を修正したり、不快な広告をブロックしてみたりと、色々と対応に時間が取られたので、記事として残しておくことにした。
2.広告自体の対応
2-1.サイトごと(の広告掲載)

Google AdSenseに申請する際に、事前にコードを取得してブログに設定する手順があるが、その際に仕込んだコードが、このサイトごとの自動広告で活用されている模様。
サイト単位の自動広告によって、ページ内のすき間や、段落と段落などの間など、ちょっとした場所にもバナー広告が表示されるが、正直言って記事本文が見にくくなり、ブログの離脱率(Googleアナリティクスで言うところの直帰率)が高まりそうなので、ページ内フォーマットのバナー広告はOFFにした。
特に、全画面広告などで使われるオーバーレイフォーマットについては、他のアフィリエイト広告の上に覆いかぶさり、別途利用しているアフィリエイトサービス事業者との間で規約違反になり得るので、全部無効とした。
オーバーレイ広告については、単純に、私自身が大嫌いというのも、無効にした理由に含まれる。
2-2.広告ユニットごと(の広告掲載)

他のASP(Affiliate Service Provider/アフィリエイト・サービス・プロバイダ)事業者と同様に、バナー広告を選んで、生成されたHTMLコードをブログ内に埋め込んで、バナー広告を表示するタイプ。
広告ユニットについては、2025年7月時点で、次の4種類がある。
- ディスプレイ広告
- インフィード広告
- 記事内広告
- Multiplex広告
各広告を選択した際に、一応テンプレート的なものが表示できるが、実際どういう広告の出し方をするのか、いまいちイメージがつかなかったので、実際に色々お試し配置してみた結果、良さそうなものを残してみた。
個人的な感想だが、「ディスプレイ広告」がPC・スマホ表示ともに一番無難で、且つ、汎用性が高いと感じた。
次いで「Multiplex広告」であれば、複数の広告主のバナー広告が、一度にグリッド表示される利点があるものの、個々の広告枠が埋まらないと妙な空白(余白)が発生するのが欠点。
逆に、記事一覧に混ぜて表示する「インフィード広告」は、はてなブログで丁度良い設定場所が見当たらなかった。
あと、「記事内広告」について、記事内容に最適化された広告を表示するとあるが、実際に試すと、機械的に処理している関係か、記事内容と全く関係ない広告が表示される。時間を置いて再確認してみたものの、変化はなかった。最適化はあまり期待しない方が良さそうである。
3.不快な広告に対する対処について
掲載する広告ユニット(バナー広告の種類)の選定と同じくらい時間を費やしたのが、不快な広告、気持ち悪い広告に対する対処である。
自身が運営するサイトやブログなどのブランドを傷付ける、負の要因にもなり得るため、普段から気を付けたいところ。
実際、私自身、不快な広告まみれのブログはすぐ離脱するので、当然ながら、自身が運営するブログでは、最大限注意を払いたいポイントである。
広告のブロックついては、Google AdSenseの管理画面サイドメニューにある「ブランド保護」から設定できる。
以降、個別の機能について、実際に使ってみた内容を、簡単に説明してみる。
3-1.広告レビューセンター

場所:ブランド保護>コンテンツ>広告レビューセンター
これまでに表示されたバナー広告が、一覧形式で表示されるので、自身の管理するブログに表示させたくない広告を見つけ出して、「広告をブロック」ボタンをクリックする。
他にも「…」が縦に並んだボタンをクリックして「広告をブロックして報告」(通報)も出来る。
3-2.ブロックのコントロール(コンテンツ側)

場所:ブランド保護>コンテンツ>ブロックのコントロール
こちらのメニューは更に階層が分かれており、いくつか設定があるが、私は次の2つを使用した。
3-2-1.広告主のURL

ブロックしたい広告主のURLを入力して、ステータスを「許可済み」から「ブロック済」に切り替える。
ただ、この広告主のURLを調べるというのが、結構難易度が高いと思う。
バナー広告によっては「…」が縦に並んだ、とても小さなアイコンが表示されており、これをクリックすることで広告主が分かるので、URLを調べてブロック、という手順になると思う。
ただ「…」がないバナー広告がけっこうあり、その場合は画像内から情報を探し出して、広告主のURLを調べることになると思う。
一番酷いものだと、テキスト表示で「30%オフになります」とか書いてあるだけで、企業名すら明記されていない。仮にフィッシング広告だとしたら、相当原始的な手法だが。
ここまで書いたところで、広告主のURLを調べる上での注意点をひとつ。
管理ページ上部にも注意書きがある通り、仮に広告主のURLを調べる目的であったとしても、ブログ管理者が自らバナー広告をクリックすると、AdSenseプログラムポリシー違反となるので、ご注意を。
(禁止事項「無効なクリックとインプレッション」に該当する。)
【2025年7月29日 追記】
過去に表示されたバナー画像であれば、「広告レビューセンター」の一覧に広告主のURLが表示されていることに、あとから気付いた。失礼した。
ただ、全てのバナー広告が一覧に表示される訳ではない模様。
3-2-2.デリケートなカテゴリ

こちらはカテゴリごとに、ステータスを「許可済み」から「ブロック済」に、スイッチ状のUIをクリックして切り替える。
ちなみに私は全部ブロックした。
3-3.ブロックのコントロール(検索側)

場所:ブランド保護>検索>ブロックのコントロール
こちらもサブメニューに分かれているが、2025年7月時点で「広告主のURL」ひとつだけ。
手順は先に挙げた「ブロックのコントロール(コンテンツ側)」と同じなので、説明は省略する。
というか、同じような項目が別々の場所に存在して無駄なので、将来的にどちらか片方は消えそうな気がする。
4. 最後に
これまで利用していたアフィリエイト・ブログラムの広告とあわせて、Google AdSenseによる広告も増えて、ページ内容がずいぶん賑やかになってきた。
一応、記事を読んで頂くのを中心に考えているので、今後も広告内容を適宜確認し、調整・修正しながら、読みやすいブログ運営を目指して行ければと思っている。では。
※2025年7月29日追記
色々試し過ぎた結果、自動広告の表示制限に引っかかった様子なので、一部軌道修正あり。
オーバーレイフォーマットについては、ページ下部(フッター部分)だけ表示するように設定変更した。