先週、さんざんフィルムカメラの記事を書いてきたけど、肝心のお金の話をしていなかった。「いくらかかるの?」というコスト面のお話。
そこで2025年12月時点での、35mmカラーネガフィルムを使った撮影に掛かる諸費用を、フィルム代や現像代、同時プリント代なども含めて一覧化してみた。
なお、金額はあくまでも参考価格ということで宜しく。
【目次】
フィルム撮影に掛かる金額を一覧化
ブログ記事で表組みは面倒なので、Excelで表を作って画像化してみた。

価格の出典元は、カメラのキタムラ さん。ただ価格は他のお店でもおおよそ同じ。あとセット価格は除外。
35mmカラーネガフィルムの諸費用と併せて、ハーフ判についても諸費用を一覧化しているけど、ハーフ判の詳細については後述する。
35mmネガフィルムの諸費用を段階別に解説
図にはしたけど、とりあえず、段階別に解説してみる。
最低限 フィルム代と現像代がかかる
最低限フィルム撮影に必要なもの。それは写真用フィルムと撮影後の現像。この2つの代金は最低でもかかる。
(アニメ「前橋ウィッチーズ」の ユイナ みたいに、自分で現像・プリントまで行う人もいるけど、ここでは除外。)
ちなみにフィルム代と現像代だけであれば、だいたい3,000円程度で収まる。
但し結論を先に書くと、現像したあとの行程を、全て自分で対処できる方限定の最低金額となる。
その条件とは、自分でネガフィルムのデジタル化を行う環境が整っていること。
一般的には、市販のフィルムスキャナーを使うのが、一番安上がりで楽だと思う。
もっともそのフィルムスキャナー自体が、だいたい3万円以上するけど。
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あとは、私のようにデジカメと合わせてフィルム撮影機材を揃える手もあるけど、機材だけでは済まず、手間暇もかかる。
そして何より、ネガポジ反転するソフト類が必要。
私はロモグラフィーが公開している「Lomo DigitaLIZA Lab」で代用してるけど。
現像+ネガフィルムのデジタル化を行う場合
現像のほか、ネガフィルムのデジタル化(スマホ転送)をお店にお願いする場合の料金は、お店によるけど、だいたい1,000円前後くらい。
フィルム代・現像代と合わせると、合計4,000円前後くらい。
維持費(ランニングコスト)は掛かるけど、初期費用(イニシャルコスト)は抑えられる。
なお、プリントを含め完全アナログ環境で対処する場合は、デジタル化の代金自体が不要となる。
デジタル化の行程が入っても問題ない方についても、何回かお店にデジタル化を任せて、今後もフィルム撮影を続けようと思ってからフィルムスキャナーなどの機材を揃えても、決して遅くはないと思う。
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同時プリントを行うと5千円を超える
昭和後期、フィルムカメラが全盛だった頃は、同時プリントはL判1枚25円とか、もっと安いお店とかあったと思う。
だけど令和7年の今、L判1枚50円は軽く超え、75円前後で推移している感じ。
最初に上げた表にも書いてあるけど、仮にL判1枚で63円だった場合、36枚撮りだと63円×36枚=合計2,268円となる。
結果、フィルム代・現像代・同時プリントの合計は、5,000円以上となる。
さすがに同時プリントまで行うと、なかなかの出費になる。
ただ、お店によってはセット値引きできる場合がある。詳細は個別に確認してもらえればと思う。
あと同時プリントではなく、一度現像だけ行い、欲しい写真だけ厳選して選んで、焼き増し方式でお店に依頼する手もあり。
但しプリントに日数を要したり、外注対応になる場合もあるので、こちらもお店に確認してもらえればと思う。
ちなみにネット経由でプリントを行うサービスもあるけど、あれはデジタルデータであることが前提であり、ネガフィルムからのプリントとは別物。
アナログ・デジタル全部含めると6千円を超える
さすがにネガフィルムでアナログ・デジタル全部試す人は、よほどお金に余裕がある人くらいであろうか。
もしくは、デジタル・アナログ問わず、色んな媒体や手段で写真を残したい人。
私の場合、そこまで心に残る写真を撮れていないので…とか言い出すと、まあ一生無理にも思えてくる。
ハーフ判で良いのは撮影枚数だけ。なぜなら…。
35mmハーフ判って、35mmフィルムに対して撮影枚数が2倍撮れるので、安上がりかと思いきや、実は安くない。逆に高くつく。
誤解無きよう断っておくと、ハーフ判で2コマ1枚の写真で良ければ、通常の35mmカラーネガフィルムと価格差はない。


但し2コマ1枚の写真を1コマ1枚に分割する場合、話は別。
ネガフィルムのデジタル化(スマホ化)では、手間が2倍になる分、価格が2コマ1枚時の2倍となる。
また、同時プリントを行う際、撮影枚数2倍が仇(あだ)になって、プリント代が2倍に跳ね上がる。
あと価格ではなく画質面の問題だけど、撮影面積が35mm判の半分以下になるため、同じプリントサイズで見る場合、引き延ばしが必要な分、画質が劣化する。
デジタル化して画面で見る場合も同様。
何かこだわりがない限り、令和の今、ハーフ判にこだわる必要はないように私は思う。
もっとも PENTAX 17 は令和の本格ハーフ判カメラらしく、写りがシャープだけど。
あとがき
ネガフィルムで撮影しても、途中でデジタル化するのであれば、最初からデジカメで良くね?という話になると思う。
この辺を語ると話が長くなるので、また改めてということで。