ラジオの記事を書いていたら、思いのほか長文になったので、前後編に分けて記事を書いている。今回はその後編。
ちなみに前編は、私のお気に入りラジオ番組(主にNHKラジオ第1)について語っているが、興味があれば、以下のリンクからどうぞ。
後編ではまず初めに、昔話を少し。
まあ昔話というより、私が10代の頃に聴いていた番組の話になるが、番組タイトルを覚えているのは2本。そのうちの1本が、当時NHK FMで午後11時台に放送していた「クロスオーバーイレブン」。
私が聴いていた頃の担当は、俳優・声優の津嘉山正種(つかやま-まさね)氏で、リンクのためwikipediaを読むと、御年81歳でご存命ではあるものの、くも膜下出血や脳梗塞、脳卒中といった大病を患いながらも復帰をして、現在も活動されているご様子。
そしてもう1本が、TOKYO FM系列で今も放送を続けている「JET STREAM(ジェットストリーム)」。当時の流れとしては、クロスオーバーイレブンの放送後、手動で周波数を変えて、日付を跨いで聴いていた。
ちなみに私が聴いていた頃の担当は、声優・俳優の城達也(じょう-たつや)氏で、既に他界されており、今は6代目機長(パーソナリティ)として、福山雅治氏が担当しているとのこと。というか今でも番組が続いていることに正直驚いた。
軽く脱線するが、今愛用しているボールペンが、三菱鉛筆のJETSTREAMだったりする。
話を戻し、あの当時、番組を聴いたことがある方々はご存じかと思うが、どちらの番組も、とても落ち着いた雰囲気の番組で、お二方のゆったりとしたペースの語りが、本当に心地よかったと、今でも覚えている。
ここまでwikipediaを参照しつつ書いているが、当時既にベテランの域に達していた声優さんたちがパーソナリティを務めていたというのは、本当に贅沢な時間を過ごさせてもらったと思う。心より感謝申し上げたい。
話は現在に戻り、今、夜11時台に聴いているのは、地元のコミュニティFM局。前編でも書いたが、去年度・2025年3月まではNHKラジオ深夜便を中心に聴いていたが、番組編成の変更に伴い、視聴先を変えた次第。
現時点で私の所在地を明かすつもりはないので、詳細は書かないが、私が聴いている番組は、当日午後放送分の再放送となるが、1980年代にデビューした有名アーティストが毎週または月1で多数出演している。
ところで、コミュニティFM局は、NHKや民間ラジオ放送局と違い、放送局の規模も送信出力も小さいため、視聴範囲に限りがある。要は電波が届かない圏外が多いということ。
我が家でも残念ながら直接放送が聴けないので、地元コミュニティFM局のwebサイトを見たところ、JCBA(日本コミュニティ放送協会)という団体がAmazon Alexa用のスキル(機能拡張の一種)を公開していると言うことを知り、それ以降、スキルを起動して聴くようにしている。
そして、このスキルを使うことで、全国どこのコミュティFM局でも聴くことが出来る。もちろん放送が提供されていることが条件になるし、あくまでもライブ配信なので、ポッドキャストなどと違い、聞き逃し配信などは無理だが。
なおご参考までに、民間ラジオ放送局のインターネット配信が聴けるradikoでは、コミュニティFM局は聴けない。大人の事情と言うか、版権的な問題だと思う。
https://help.radiko.jp/--67aeb8239870ea718a0accc5
ところで、インターネットによるラジオ放送は、使ったことがある方はご存じかと思うが、アナログからデジタルに変換する過程や、インターネットの通信経路、はたまた視聴する機器の性能などで、数秒~1分程度のタイムラグがあるので注意。大抵は問題ないが、地震速報ではさすがに使い物にならない。時報が聴けないのも、この遅延問題があるため。
軽く脱線するが、テレビもデジタルに移行してから遅延問題がある。こちらはエンコード・デコードと言って、局側で映像や音声をデジタル化してデータ量を圧縮したり暗号化した上で放送し、受信側つまりテレビ側で復号化などを行う処理が発生するため。
これに対して本物・リアルなラジオであれば、受信側限定でざっくり書くが、電波を受信して増幅してスピーカーやイヤホンで聞くという、とてもシンプルな構造になっているので、ほぼ遅延はないというか感じない。このため地震速報ではいち早く避難行動が取れるし、時報も聴ける。
そんなこともあり、ラジオは最低1台持っておいて損はないと思う。大きさ的にかさばるものでもないし、どこにでも置けるし聴けるし、乾電池式であれば電池はどこでも入手できて長期保存も効くし、何ならエネループなどの充電池も使えるので。
以上、文章量が多くなり、まさか前後編に分けるとは自分でも想定しなかったが、皆さんの興味を満たす内容になっていれば幸いである。ここまで読んで頂き感謝したいと思う。
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