~歳月人を待たず~

旧ブログ名:歳月不待(さいげつふたい)

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私のデジカメ撮影スタイル

 別にネット上で語れるほど大した内容でもないが、こんな人間もいるのだと軽く思って頂ければ、それで十分。

レンズフードは使わない

 理由は持ち運びの邪魔だから。

 フードを使う主目的は、撮影時に写るゴーストやフレアを抑えるためや、レンズ保護のため、といったところだろうが、私の場合、レンズ保護にプロテクトフィルターを利用しており、撮影時のみレンズカバーを外して撮影するようにしている。たまに鞄の中でレンズカバーが外れている時もあるが、プロテクトフィルターのおかげで、レンズにまで被害が及んだ事はこれまでのところない。

 ちなみにゴーストやフレアは、レンズや状況によって盛大に出る時もあるが、レンズのコーティング技術や光学性能も進化しているようで、私はあまり経験したことがない。

極力マニュアル撮影(フォーカス除く)

 これは、私がカメラ再開時に買ったカメラ入門書に書かれた内容を、未だに実践していることではあるが、写真はISO感度、露出、そしてシャッタースピードの3つで撮影されるものであることから、まずはプログラム撮影をやめて、露出メーターを参考に、自分で考えて撮影するようにしている。

 少なくとも、デジタルカメラISO感度に関しては、屋外晴天なら200、屋内なら800、といった感じで固定しておけば、残り2つ、露出とシャッタースピードだけ考えれば基本済む。ある意味、使い切るまでISO感度を変えられないフィルムカメラと同じ状況か。

 逆にデジタルカメラだからこそ、露出とシャッタースピードの調整だけでダメなら、いつでもISO感度を見直せばいい。

 それに、デジカメで撮るからこそ、自分で設定を考えて撮りたいと思う。さっと撮るだけなら、スマートフォンのほうがよっぽど簡単に綺麗な写真が撮れる事が多いし。

モニター中心でファインダーは余り使わない

 私は主に背面モニターを見て撮影し、カメラにファインダーがあっても、あまり使わない。理由はよく見えないから。

 確かに、ファインダーを使った方が周囲の余計なものが隠れる分、構図とかは決めやすいのだが、ファインダー内周辺にある絞りやシャッタースピードなどのステータスがいまいち見えない。特に露出メーターが見えないのは辛い。

 まぁ、背面モニターも老眼のせいで見えない時はあるが、その時はメガネを外すまでなので。

バリアングルモニターよりチルトモニター

 私は、バリアングルモニターの、あのぐねぐね回る機構が好きではない。対してチルトモニターは、上下に角度が付くだけで、操作の手間が少なくて好きだ。何なら、ハッセルブラッドのカメラのように、カメラを胸や腰の位置に据え、上から覗き込むような撮影もできるし、足元に咲く小さな花や落ち葉など、地面すれすれの撮影時などにも重宝している。

 なお OLYMPUS PEN E-P7 の場合、モニターは下方向にしか180度回転させられないので、自撮り時に、一脚や三脚がモニターの真ん中を遮り邪魔になる。私は自撮りをやらないので問題ないが。

特殊効果・フィルムシミュレーションは使わない(基本的に)

 これは単純に操作が面倒だから。マニュアルで絞りやシャッタースピードを考えているのに、他の余計なことなどやってる余裕などない、ということもある。

 なお正直ベースで書くと、過去に夕景モードを使ったことがあるが、その他は使ったことがない。

 それに、どうしても修正したり手を加えたりしたい場合は、私はフォトレタッチソフトを使うまで。一応、撮影時にRAWデータも保存するようにしていて、盛大に露出を失敗した場合は、RAWデータを元に修正を加えて、JPEGに変換している。

 人によっては、写真表現にフォトレタッチソフトを使うのは邪道と言われるかもしれないが、私の場合、芸術作品を撮るというより記録写真の意味合いの方が少し強いし、ホワイトバランスの調整なども修正・加工の一種だと考えると、詰まるところ、デジカメ側で修正・加工するのか、それともパソコン側で修正・加工するのかの違いでしかないと思っている。

 もちろん、人為的に被写体の形を捻じ曲げたり、合成したりというのは別の話になるが。

RAW保存するが保管しない(基本的に)

 何を言ってるかというと、撮影時にRAWデータとJPEGデータの両方を記録する設定にはしているが、基本的には写真取り込み後にRAWデータを保存せず、Windows内のゴミ箱に削除している。

 理由としては、単純に保存容量を圧迫するから。

 マイクロフォーサーズAPS-Cであれば、JPEGデータで1枚当たりのファイルサイズがだいたい10MB前後で、ごくたまに15MBほど。これに対して、RAWデータは文字通り、画像・ファイル共に圧縮されない生データなので、結構容量を食う。ちらっと確認した限り、1枚当たり30MB前後とJPEGのざっと2~3倍。フルサイズや中版などであれば、なおのことだと思う。

 それに加え、JPEGとRAWデータの両方を保管しようものなら、費用も設備もばかにならない。そこまでして残すデータというのは、私はあまり持っていないので、よほど気に入った写真や、修正・加工した場合など特別な事情を除いて、RAWデータは消すようにしている。

 ただ、JPEGデータだけ保管するにしても、画像サイズに手を加えず、ファイルも厳選せず、そのままオンラインストレージに上げようものなら、100GBなんてあっという間に消費する。実際私もカメラ再開後、何も考えずGoogleフォトに写真をアップロードしていたら、あっという間に100GBに達して、慌てて全て消した事がある。

 単純計算では、JPEGデータ1枚15MBとして、1GBなら約68枚保存、100GBなら約6800枚まで保存出来そうだが、実際にはGoogleフォト内部で画像以外の情報、例えばコメントやGoogleフォトで加工する前の画像バックアップ、サーバやDBなど保管先に関する情報やパスなど、ユーザーには見えない部分も含め、色々と情報を持っている模様。

 そもそもGメールやGoogleドライブに保管したファイルなど、Googleフォト以外の情報も容量に含まれる事を忘れてはならない。自戒の念を込めて。

 蛇足ながら、私の普段の画像保管先は、OneDriveパーソナル版で利用できる1TBオンラインストレージで、観賞用と二次バックアップを兼ねてGoogleフォト、さらに念のために外付けSSDにも時々ローカル保管している。だがOneDriveについて、2025年から使いもしないAIのために年間6千円以上の値上げとなったため、次回更新はせず解約する予定。来年5月までは使えるが、その後の画像保管先は未定。考えなくては。


 思いのほか長文になってしまった。申し訳ない。とりあえず今回はここまで。では。