前回の記事で紹介した OLYMPUS L-2だが、実は2025年5月現在、未だに持っていたりする。発売が1992年らしいので、ざっと33年もの。
時期ははっきり覚えていないが、リサイクル店で一時売却を検討したものの、当時提示された買取価格1,000円が気に入らず、売却を止めてカメラバッグ共々、押し入れの肥やしのひとつとなっていた。ちなみに今はオンライン買取価格0円と無価値。お店によっては検索結果すら出ない。
去年、アパートの引っ越しに伴い処分を検討したが、外観が綺麗で、電池は抜いていたので液漏れもなく、レンズやファインダーにも曇りやカビがなかったので、一応他の引越荷物と一緒に持ってきた。
そして先月、別のカメラで使おうと思っていたフィルムが余ったので、試しにリチウム電池CR123Aを2本買ってL-2の動作確認をしてみたところ、久々に動いたせいか、AF駆動時にハードオフのジャンク品売り場で感じるような異臭がしたもののすぐに消え、AF合焦も含めて動作に問題なさそうだったので、機会をみて撮影に出かけたいと思っている。
ひとつ失敗したのは、一緒に保管していた取扱説明書を引越前に処分してしまったこと。このため、背面液晶に表示される英字略語の意味が分からなかったり、内容不明の設定項目があったりする。その中には一度設定すると裏蓋を開かない限りリセットされないというフィルムカメラにとっては恐ろしい謎設定もある。ネットでも取扱説明書を探してみたが、残念ながら見つからなかった。もっとも、ネットオークションで見つかったとしても買う気はないが。
この記事をお読みの方にお伝えしたい事は、もし古いアイテムと取扱説明書が一緒に残っているのであれば、片方だけ処分せず、残すなら両方残すことを提案したい。特に取扱説明書は、ネット上でPDFが入手出来るだろうと思っていたら、案外なかったりするので。