今回は、趣味としてのカメラを始めたというか、再開した話を少ししたいと思う。
初めて自分のお金でカメラを買ったのは20代の頃、OLYMPUS L-2というフィルムカメラだった。本体はL字型をベースに、緩いカーブを描いた曲線が特徴的なデザインで、シリーズ化こそされたものの、あまり人気の出なかったカメラだったと記憶している。私はそこそこ気に入っていたが。
その後、なぜ撮影を止めたのか、今となっては覚えていないが………と、色々書いていたところで、ふっと思い出した。
カシオのQV-10というデジカメを購入して以降、フィルムカメラからデジタルカメラに移行して、その後もコンパクトデジカメを買ったりした時期があったものの、携帯電話にカメラが搭載されるようになり、年々画質が向上し、スマートフォンが登場して利便性と写真性能が更に上がり、コンデジをわざわざ買って使うメリットがなくなって、カメラから離れたという、世間一般と同じ流れだったと思う。
実はつい最近というべきか、2023年11月頃まで、古いデジカメが数台、押し入れの肥やしとして残っていたのだが、メーカーのバッテリーが入手不可能だったため、新しいデジカメを買ったあとに不燃ゴミとして処分してしまった。
Googleフォトに残っていた写真とコメントを見ると、このCOOLPIX S5100は2010年製造とのことで、少なくとも2010年まではデジカメを買っていたんだと思う。今から15年前。
ちなみに処分前にとある買取サービスで買取価格を調べたら100円だったというコメントも残っていたので、オールドコンデジがブームらしい今なら多少買取価格が上がっているのでは?と思って改めて調べたが、100円のままだった。
ただ、別の中古取扱店では買取価格が1,000円を超えており、且つ、中古販売価格が2万円越えと、動作確認を含めた人件費を考慮してもちょっと差額がありすぎでは?と思わなくもない。まぁ消費者が高いと思えば買わないだろうし、他に新品で安いデジカメもあるので、無理して買う額ではないと思うが。
話を戻して、15年のブランクを経て再び始めた趣味カメラ。そのきっかけになったのが、2023年10月の発売日に購入した、OM SYSTEM TG-7だった。
TG-7は防水防塵タフネス性能に加えて、マクロ撮影も強力な点が好きだったが、光学手ぶれ補正がないため、手ぶれ写真の割合が多く、センサーサイズが1/2.33インチと小さいため屋外写真では白飛びに弱く、私が見ても色味や階調が単調といった各種不満が次々に出て、このカメラがきっかけで、その後のカメラ沼に足を突っ込む要因のひとつとなった。
以下はTG-7で撮った写真で、画像縮小あり。
上から2枚目の写真は、マクロ撮影時は肉眼で気付きにくい埃の写り込みに注意、といったところ。
その後を語るとまた長文になってしまうので、今回はここまで。