~歳月人を待たず~

旧ブログ名:歳月不待(さいげつふたい)

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私のお気に入りカメラたち(その2)

 昨日は、はてなブログ再開1回目の記事として、所有しているお気に入りカメラについて書いたが、時間切れで全て書ききれなかったので、本日は続きというか、お気に入りカメラ残り1台について触れたいと思う。

 検索サイトなどからこのページに直接来て、興味ない方もいるとは思うが、一応、過去記事へのリンクを貼り付けておく。 saigetsufutai.jp

 それでは、続きを。ちなみに以下の内容に限らず、当ブログに書いている内容は、あくまでも私見であることだけは、先に伝えておきたい。

(2025年7月7日更新)

PENTAX KF

PENTAX KF

 記事執筆時点から言うと、つい先日ということになるが、2025年4月にレンズキットを中古で購入。購入理由は、現代では稀有な存在となってしまった光学ファインダーの一眼レフデジカメに以前から興味があったことと、機械に頼らず自分でISO感度・露出・シャッタースピードを決めてじっくり被写体と向き合って撮影する用途というか、カメラや写真の勉強用を想定して。

 まぁ理由は色々あれど、最後のひと押しとなった理由は、とあるカメラを手放して、購入資金が確保できたこと。ちなみに今の私の財政状況ではフルサイズデジカメは買えないし、宝の持ち腐れだろう。

 実際に使ってみた感想として、最初にあれ?と思ったのが、光学ファインダー内の全体像が思ったより小さいこと。よくよく考えたら、イメージセンサーがフルサイズより小さいAPS-Cなので、全体像も小さくなるという理屈らしい。例えるなら窓枠の大きさの違いかと。

 次に気になった点は、AFのフォーカシング機構について、設計が古いのか、はたまたKマウントを維持している都合上か、AF動作音が思いのほか大きく、こちらも使い始めの時はびっくりした。いかにも歯車が嚙み合っている音と言った感じで、私の知っている物のイメージで例えると、プラレールの電車が走る音。もちろんAF動作時のみなので、1秒ほどで音は収まるが。

 なお、令和時代のプラレールは静音化されているかどうかは存じ上げないので、悪しからず。

 話をAFに戻して、性能に関しては、測距点を1点集中(スポット)するほど精度が上がるとのことで、実際にスポットに設定にしているが、歯車の雑な駆動音とは対照的に、小さな被写体でも精度よくピントが合っていると感じる。いわゆる枯れた技術なのだろうと思う。

PENTAX KF と smc PENTAX-DA 50mmF1.8 の組み合わせで撮影

PENTAX KF と smc PENTAX-DA 50mmF1.8 の組み合わせで撮影

 ところで光学ファインダー故の欠点というか、致し方ないというか、意図してMF撮影する際などで、ピントの山が掴みにくい。老眼や目が悪いと、なおのことピント合焦が分かりづらい。

 ミラーレス一眼であれば、電子ファインダーやモニター上でピント合焦位置を拡大したり、ピーキングでピント合焦部分を強調したりできるが、KFに関しては、11個ある測距点でピント合焦している部分が、ファインダー内で赤く光って知らせてくれる場合があるものの、基本的には自分の目で見て判断するしかない。このため、MF撮影した際、自宅に戻って写真を見るとピンボケだったことがたまにある。

 なお、ファインダー倍率を上げてピント確認を容易にするという、拡大アイカップ(O-ME53)という商品が別売りされており、実際に試してみたが、ネット上の評判通り、中心部は拡大されて見やすくなるものの、周辺部の視野が削られて見えなくなって、結果として構図の全体像が分からなくなったり、ファインダー下部にある各種情報エリアについても、元々視認しにくかったものが更に視認しにくくなったので、すぐに元のアイカップに戻した。

 このため、本当はMFを含めてフルマニュアルで撮影を楽しみたいという気持ちを抑えて、普段はAFメインで中央重点にピントを合わせて、次いで構図を決めてシャッターを切るようにしている。

 実のところ、私の所有カメラの中では重く大きい部類のカメラということもあり、購入後まだあまり持ち出せていないが、追加で単焦点レンズも買ったので、また機会を見つけて撮影に持ち出したいと思う。

 最後に、キットレンズ込みの重量を調べたのでご報告。ざっと932gだった。ご参考まで。