青山テルマではない。念のため。

前橋テルサについて軽く解説
群馬県前橋市の中心部にある市の複合施設だが、諸般の事情で残念ながら2023年に閉館しており、2024年に解体が決定されたが、一部の存続を求める声に応じ、最後の公募を行うという話を最近(2025年7月)聞いた。
外観について
建物南側にあるアーチ状の窓?が特徴的だが、太陽の光が直接当たるガラス張りのため、夏場は相当に暑かったのではないかと想像する。

実際、屋外にあった案内板は、直射日光の影響と思われ、見事なまでに展示物が劣化していた。


個人的には、西側入口そばにあった壁画が気になったが、閉館して中に入れないため、詳細は確認できず。

閉館に関する経緯など
閉館についてもう少し詳しく書くと、建物の老朽化に伴う改修費用や維持管理に20億円近くの財政費用、つまり税金が掛かることから、民間への売却も検討されていたが、昨今の建築費高騰も重なり買い手がつかず、2023年に閉館したとのこと。
ただ、閉館後も維持管理は続けており、市の財政負担(税金)は年間約4千万円ほど発生しているそうである。
いつまで参照できるか分からないが、関連ページのリンクを貼っておく。
なんとなく、景気の良い時に立派な建物を建てたものの、人口減少や物価高騰などの悪影響が重なり、維持管理が出来なくなった建物のひとつと思えなくもない。
余談
ところで、前橋テルサの外観を見ていると、何か既視感と言うか、親しみがあるように感じていたのだが、今朝、ふと思い出した。

あべのベルタである。
別に、青山テルマと同様に、似たような字面だからとネタに書いたわけではない。念のため。
大阪・阿倍野区にあるマンション複合型施設で、規模こそ違うが(ベルタのほうが敷地面積が広い)、茶色いタイル張りの外壁など、一致せずとも良く似ていると思う。似たような時代に建てられたからであろうか。
あべのベルタに関しては、私が20代の頃によく買い物に行っていたことから、まだまだ語れるが、本題から外れるので、またの機会があれば。