本放送から遅れて、ネット配信(dアニメストア for Prime Video) でアニメ版「薬屋のひとりごと」を時折見ているが、昨晩見てたアニメ第2期「#29 月精」で、画面越しながら懐かしい昆虫を見ることが出来た。
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その名を「オオミズアオ(大水青)」と言い、水色もしくは淡い緑色をした羽を持つ綺麗な蛾(ガ)である。
本放送直後も、ネットで話題になっていたようなので、覚えている方もいるのではないだろうか。
作中でも語られている通り、成虫には口がないので、成虫になって交尾をして子孫を残すのみ。逆に言うと、子孫を残すためだけに成虫になる。カゲロウなどと同じである。
ちなみに見た目がほぼ一緒な「オナガミズアオ」という蛾(ガ)もいるが、一般的には漢字名も付いている「オオミズアオ」のほうが有名かと思う。多分。
ちなみに私が初めてオオミズアオにあったのは、今から20年以上前の30歳代だった頃のとある夜。前に住んでいた東京都内のアパートの壁に張り付いていたのを見かけたのが、最初で最後だった。
当時、J-PHONEの写メールで撮った写真が今でも記憶に残っているが、肝心の画像ファイルは現在行方不明。
ちなみに羽の色が綺麗だったので、てっきり蝶(チョウ)かと思いきや、実は蛾(ガ)だったというのは、後で調べて知った。
羽は大きく綺麗だが、大きすぎるが故に飛ぶのが下手で、成虫になって暫く経つと、羽がボロボロになるそうである。
ちなみに胴体の方は、ずんぐりむっくりでモフモフしていて、「風の谷のナウシカ」にも出てきそうな感じ。
アニメ作中でも幻想的に描かれているが、本当に儚(はかな)い昆虫である。
ただあの作品のことなので、幻想的なイメージだけでなく、去勢された宦官(かんがん)との対比も狙って、オオミズアオを登場させたようにも思える。
話は変わるが、実は以前、このオオミズアオを名前に含めたjpドメインを持っていた。それくらい私の記憶に鮮明に残っている。
ちなみにそのドメインは、仮想サーバの解約に合わせて廃止したので、今は残っていない。
いずれにしても、アニメで画面越しとは言え、オオミズアオを見る機会が再び訪れようとは、本当に意外だった。
次はぜひ、本物のオオミズアオに再会したい。